旅行記 -

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記72] ラヨーン3ヶ月滞在の猛者と盛り上がる

目次

  1. 海からプールに戻る
  2. オーストリアのことや京都のこと
  3. インド人の盛大なウェディング
  4. これが3日3晩続くとは(笑)
  5. プールサイドで楽しいおしゃべりタイム

海からプールに戻る

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記72] ラヨーン3ヶ月滞在の猛者と盛り上がる

ラヨーンの海を少し楽しんだ後、私達は再びプールサイドへと戻る。実はプールには、私達がいつ訪れても必ずプールサイドの一番良いビーチベッドに座って日焼けを楽しんでいる老夫婦がいる。何回か顔を合わすようになり、目が合うと挨拶だけはしていたのだが、今日ふとしたタイミングで私が軽く声を掛けてみた。

モリオ:「こんにちは。」
おっちゃん:「こんにちは。」
モリオ:「今日はちょっと雲が多いですね。」
おっちゃん:「そうだねー。あなた達はいつまで滞在してるの?」
モリオ:「私達は10日滞在してるんですが、明日チェックアウトします。」
おっちゃん:「ほー。」
モリオ:「あなたたちはいつまで?」
おっちゃん:「私達は1月からここのレジデンス(コンドミニアム / マリオットとオーナーが同じで滞在者はマリオットの施設を利用可能)に滞在してるんだけど、明後日帰国する予定なんだ。」
モリオ:「うぉ、ということは3ヶ月ほど滞在してるんですね(驚)。どちらから来たんですか?」
おっちゃん:「私達はオーストリアからだよ。あなた達は?」
ミヅキ:「私達は日本からです。」
おっちゃん:「日本からかー。」
おばちゃん:「どう?よかったらこっちに来て少し喋らない?」

話が続きそうなタイミングになり、おばちゃんから自分たちのビーチベッドの方へ来ないかと提案される。

モリオ:「あっ、はい。」

言われるがまま、私達は老夫婦の座るビーチベッドに腰掛ける。

おっちゃん:「なにか飲むかい?」
おばちゃん:「そうね、私達から誘ったからおごるわよ。」
ミヅキ:「えっ、いいんですか?」
モリオ:「じゃあ、、ビールを、、って、まだハッピーアワーじゃないけど大丈夫ですか?(笑)」
おっちゃん:「わっはっは、構わんよ!」

なんとかちょっとしたジョークも交わしながら、私達はビールを奢ってもらうことに。そうして私達はこの老夫婦とこれから3時間ほど話し込むことになる。


オーストリアのことや京都のこと

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記72] ラヨーン3ヶ月滞在の猛者と盛り上がる

おっちゃん達が住んでいるのは、オーストリアの南西部にある避暑地リゾートとして知られるヴェルダー湖のほとりらしく、冬場は雪深く、その寒さから逃れてこのタイのラヨーンにやってきたそうだ。

モリオ:「こんな感じで毎年バカンスに海外旅行に行ってるんですか?」
おっちゃん:「いやぁ、今年が初めてだよ。実は長年ずっと親の介護をしてたんだけどね、2年ほど前にその親が亡くなって。それで夫婦で海外に旅行に行こうと思ったんだけどね。」
おばちゃん:「そう、世界中でコロナが広がっちゃたでしょう?それで行けなくて、今年やっとこうやって出てこれたのよ。」
モリオ:「なるほど。じゃあコロナのワクチンは打ってるんですか?」
おっちゃん:「いや打ってないよ(笑)ちょうど昨年の11月だったかな?コロナに掛かってね。それでもう復帰してるから、陰性証明だけもらって観光ビザもらって滞在してるんだよ。」
モリオ:「コロナに掛かったんですね(笑)」
おっちゃん:「でも風邪みたいなもんだったよ!」
モリオ:「あはは、それはよく聞きますね。私達は3回ワクチン打たないと日本入国が難しいので3回打ちました。」
おばちゃん:「日本に入国するのはワクチン接種がまだ要るんだねぇ。」
モリオ:「そうなんです。日本は他の国に比べて厳しいんですよ。」
おばちゃん:「そういえば、息子の彼女の兄弟が来週日本に行くって言ってたわよ。サクラを見に行くって。」
ミヅキ:「桜ですか!でもモリオ、今年桜早くなかったっけ?」
モリオ:「そうやんな、たしかちょっと前に東京が一番の見頃だって言ってたような・・・もしかしたら散りかけのタイミングかもなぁ。」
ミヅキ:「桜を見れるのは2週間ぐらいで、その年でタイミングも変わるので旅行で合わせるの難しいですよね。」
おばちゃん:「なるほど、そうなんだねー。ところであなた達は日本のどこから?」
ミヅキ:「京都です。知ってます?」
おっちゃん:「おお、京都は知ってるよ!すごく有名なところだよね。」
モリオ:「はい、少し前まではコロナで観光客全然いなかったんですが、今はだいぶ観光客の人たちも戻ってきましたね。」

お互いの住んでいる国や地域のことを色々と喋りながら、話は盛り上がっていく。彼らの家では、二人の帰りを待つ娘さん夫婦とその子供が居て、その子供がイースターで遊んだりしているところの写真を嬉しそうに私達に見せてくれる。どこの国でも孫ってやっぱりかわいいんだよなぁ。


インド人の盛大なウェディング

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記72] ラヨーン3ヶ月滞在の猛者と盛り上がる
おっちゃん:「ところで、このリゾートでインド人の盛大なウェディングがあったんだよ。」
モリオ:「えっ、そうなんですか?」
おばちゃん:「そのウェディングがすごくてね。3日3晩このマリオットの中庭なんかを貸し切って延々とパーティーで踊って食べて飲んで、それはもうすごくてね。」
ミヅキ:「ウェディングには参加されたんですか?」
おっちゃん:「いやいや、私達は遠くから見てただけだよ(笑)聞いた話、3日で10万ドル、ゼロが5つね、掛かるらしいんだよ。」
モリオ:「10万ドル(約1,400万)ですか。すごいですね!」
おばちゃん:「しかもそのインド人のウェディングは私達が滞在中3回あったのよ!」
モリオ:「うわっ、3回もw」

楽しそうにここ、ラヨーンマリオットで行われたインド人の盛大なウェディングパーティーの動画(おっちゃんが撮影)をスマホを使って見せてくれる。


これが3日3晩続くとは(笑)

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その動画の中には、たくさんの人(200人が参列したらしい)が踊ったりしている風景や、リオのカーニバルのようなお祭り風景、そして花火など、想像を超えるウェディングの様子が収められていた。でも、おっちゃんは遠くから見てただけと言ってたけど、思いっきり近くで参加者目線ぐらいでパーティーの様子を撮影してるのもあったりして、、、きっと色んな人が入り乱れて一緒にお祝いしてパーティーを楽しんでたんだろうな(笑)


プールサイドで楽しいおしゃべりタイム

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そうして私達は気がつくと3時間ほど長々とこのラヨーン滞在3ヶ月の猛者の老夫婦とおしゃべりをしていたが、そろそろ私達もディナー(今日は最後の夜なのでホテルのメインレストランで予約している)に行く準備をするために部屋に戻ることにした。

おばちゃん:「ではオーストリアに来た時は、シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)とグヤーシュ(スープ料理)を忘れずに食べてね。」
モリオ:「はい。必ず。」
おっちゃん:「あと日本に戻ったら今日のビールのお返しに日本のビールを贈ってくれよ!わはは!」
モリオ:「ははは。シンハービール贈っときます♪」
おばちゃん:「では、私達もプールで泳いでから上がるわね。今日は楽しい時間をありがとう。」
モリオ&ミヅキ:「こちらこそ。」
おばちゃん:「ではよい旅を。」
モリオ:「ありがとう。あなたたちも。」

こうして、ひとときのプールタイムが終わったが、オーストリアのことを色々聞いてたら、いつか行きたくなってきたな。今は飛行機代も恐ろしく高いし無理そうだけど、また安いチケットが手に入ったらいつかミヅキと二人で訪れたいと思う。