旅行記 -

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記77] Wバンコクの歴史あるバー「The House on Sathorn」

目次

  1. The House on Sathorn
  2. なんじゃ!この重厚なバーの雰囲気は(汗)
  3. メニューとスタッフからの歴史の説明
  4. カクテル The Enboy
  5. The House on Sathorn に魅せられて

The House on Sathorn

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記77] Wバンコクの歴史あるバー「The House on Sathorn」

The House on Sathorn の入り口へ。この建物はコロニアル様式をまとった歴史のある建物のようで、特に何の説明も無くてもここが歴史ある建物なのだというのが雰囲気で伝わってくる。入り口には女性スタッフが数名おり、受付の案内を行っていた。

スタッフ:「サワディカー」
モリオ:「すいません、このチケット使えますか?」
スタッフ:「もちろんです。ご利用はPAIIですか、それともThe Barでしょうか?」
モリオ:「The Bar のほうでお願いします。」
スタッフ:「ではこちらへ。」

なんじゃ!この重厚なバーの雰囲気は(汗)

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記77] Wバンコクの歴史あるバー「The House on Sathorn」

建物のバーの中へと通された私達は、近くにあるソファに腰掛ける。このバーの中に入った瞬間、私達はその中の様子を見てドキッとする。

モリオ:「なんじゃ!この重厚なバーの雰囲気は(汗)」
ミヅキ:「ほんとにこんなとこでウェルカムドリンクチケット使えるん?」

私達は、この The Bar at the House on Sathorn の雰囲気に飲み込まれる。どうやらとんでもないところに来てしまったようだ(笑)

バーの中ではバーのスタッフが中央に集まってカメラマンなどが写真撮影をしている。状況を見るに、どうやらカクテルのコンテストでここのバーテンダーが優勝してその撮影が行われている真っ最中のようだった。つまり、ここのカクテルはかなりすごいものが出てくるということか。本当にウェルカムドリンクチケットで飲めるのか、心配になってきた(笑)


メニューとスタッフからの歴史の説明

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記77] Wバンコクの歴史あるバー「The House on Sathorn」

私達がソファに座ると、奥に居たスタッフが私達にここのバーのメニューを持ってきてくれる。

スタッフ:「このバーは初めてですか?」
モリオ:「はい。」
スタッフ:「それでは少しこのバーについて紹介させてください。」

そうしてスタッフによる、この建物やバーの紹介が始まった。内容はこの「The House on Sathorn」という建物が130年という歴史を持つということや、この建物がたどった歴史が大きく分けて4つの時代に別れており(書くと長いので別の機会にこの建物の特集記事でも書こうかなと思う)それぞれの時代にちなんだシグネチャーカクテルが全部で20種類(モクテルも含む)用意されていることなどの説明が行われた。

なかなか早口な英語なのでミヅキはもう相槌打って笑っているだけになってしまっているがw、私は7割~8割は理解したのでとりあえず簡単にミヅキに説明していく。

スタッフ:「それではどのお飲み物にいたしますか?」
モリオ:「おすすめはどれですか?」
スタッフ:「そうですね・・・こちらのロシア(旧ソビエト連邦)の大使館時代のものををテーマにしたカクテルはいかがでしょう。バーテンダーのパフォーマンスもとても楽しいのでぜひおすすめです。」
モリオ:「ミヅキはこれにしたら?」
ミヅキ:「うん、そうする。」
モリオ:「じゃあ俺は、、、このロングカクテルの Luang Sathorn (この建物の初代オーナーの名前が付いたカクテル)を。ラム酒とか使ってて美味しそう。以上でお願いします。」
スタッフ:「かしこまりました。」

せっかく説明までしてもらったシグネーチャーカクテル。頼まないわけにはいかない。というか、ほんとに無料のドリンクチケットで大丈夫か?まぁ、どのカクテルも350~400THBぐらい(約1,400円~1,600円ほど)なので駄目なときは部屋付けで支払おう(笑)


カクテル The Enboy

そうして待つことしばらく、私達のテーブルに注文していたカクテルがやってきた。ミヅキが注文したのは The Enboy(380THB / 約1,520円)という「enboy - 大使」という名前が冠されたカクテルだ。

このカクテルは、この建物「The House on Sathorn」が1999年まで旧ソ連(現:ロシア)の大使館として機能していた時代をモチーフにしたカクテルとなっており、ロシアの民芸品「マトリョーシカ」を使ったパフォーマンス的にも非常に魅力のカクテルになっている。どう魅力的かは上のショートムービーを見てほしいが、マトリョーシカをパカッと開くとスモーキーな煙と一緒にカクテルが現れるというもの。

そして見た目だけでなく、そのカクテルのお味も非常に秀逸。このカクテルはジンベースのカクテルになっているのだが、そこにストロベリーや、このスモーキーな味わいなどが見事に融合していて、普段あまりカクテルを好まないミヅキが「美味しい」を連呼して飲み干していたほど。このバーがカクテルコンペティションで優勝したのも頷ける。

私のカクテルは、プラヤラムというタイのサトウキビを原料とするラム酒ベースのカクテルで、こちらも非常に美味。カクテルには「Lapsang souchong」という中国発祥のブラックティーも使われており、タイと中国の材料を組み合わせることで、この建物の初代オーナーである中国人 Luang Sathorn を表しているカクテルとなっている。


The House on Sathorn に魅せられて

[台湾とタイを巡るマリオット・ボンヴォイ旅行記77] Wバンコクの歴史あるバー「The House on Sathorn」

こうして極上のカクテルタイムを楽しんだ私達は、すっかりこの「The House on Sathorn」の世界観に魅了されてしまう。

ミヅキ:「そういえば、部屋にあった案内で見たんだけど、このPAIIのレストランでアフタヌーンティーやってるみたいなんだけど利用してみない?」
モリオ:「ほー、でもPAIIってシーフードレストランらしいけど、大丈夫なん?」
ミヅキ:「アフタヌーンティーだしスイーツが多そうだしシーフードってあんまり出ないんじゃない?」
モリオ:「いやいや、アフタヌーンティーの下の段にサンドイッチとか置いてるやん。あそこがシーフードになると思うんやわ。」
ミヅキ:「じゃ、私が食べれんかったらそれはモリオが食べて。」
モリオ:「・・・わかった。じゃあ、あとディナーでも1回 PAII使ってもええか?」
ミヅキ:「・・わかった。」
モリオ:「よし。多分、カオッパとかは置いてると思うしミヅキも食べられるものあると思うわ。」
ミヅキ:「うん。カオッパあったらなんとかなる(笑)。」

こうしてすっかり「The House on Sathorn」のファンになった私達は、帰り際に明日のアフタヌーンティーと明後日のディナーを予約し、結局外のレストランなどで食べるタイミングを失うことになる(苦笑)。